チョーケシにしたいこと大賞2023
※2023年の応募は終了しました
発表!チョーケシにしたいこと大賞2023
■受賞理由と背景
今年、新型コロナウイルスが「5類」移行したことで、外食産業には一気に客足が戻ってきました。ですがその一方で、手放しで喜べない事情もありました。それは、急に忙しくなり、人手不足が叫ばれたこと。帝国データバンクの調査によれば(2023年10月時点における全業種の従業員の過不足状況について)正社員が「不足」と感じている企業は半数を超えました。さらに、飲食店では8割以上が非正社員の人手不足と感じていたようです。このような状況になると、お店では様々なトラブルが起きることが容易に想像できます。今回大賞に選ばれたエピソードはまさにこうした世相をあらわすインパクトのあるものでした。
初めての飲食のアルバイトで、お皿を60枚もお盆に乗せて運ぶという、初心者には相当難しそうな場面。張り切って仕事をはじめた矢先の失敗。そして、これは日本全国あらゆる飲食店で、これまでにも増して多発していたのではないか、と考えられます。まさに今年の飲食店の状況を象徴するようなエピソードです。
ぜひ、これらをチョーケシにしたい、そんな想いも込めて2023年のチョーケシにしたいこと大賞に選ばせていただきました。
今年の妖怪2023
「皿童(サラワラシ」と「万鈴(バリン)」
「チョーケシにしたいこと大賞」に選ばれたエピソードをもとに、今年も新たな妖怪が生み出されました。その名も「皿童(サラワラシ)」&「万鈴(バリン)」。飲食店でお皿を割ってしまったら、皿童の仕業と考えることで、少しだけ心を軽くしてくれます。さらに、お店に響き渡る「バリン!」という音そのものが妖怪となり、あらゆる方向にたくさん飛んでいく様が描かれています。「万鈴」は邪気を払う良い妖怪です。
【妖怪画家(妖怪美術館館長)柳生忠平コメント】
大賞のエピソードは、お正月早々から大きな失敗をしてしまった!というのが胸に刺さりました。かなり大きな音が響いてお客様だけでなく自分も相当びっくりしたことでしょう。ただ、「音」は邪気を払うとも言われています。神社で柏手(かしわで)を打つとか鈴を鳴らすのも魔除けのため。そこで、私は皿を割るという「皿童(サラワラシ)」という妖怪、割れるときに大きな音を響かせる「万鈴(バリン)」という妖怪を考えました。大きな音が鳴って邪気が払拭されることでまさに「帳消し」になったと考えていいでしょう。これからもお皿を割ってしまうことがあるかもしれませんが、この妖怪の仕業と考えてあまり悩まないでほしいと思います。そして、その音を聞いたお客さんは邪気が払われ福が訪れるかもしれないので。むしろ「ラッキー」と思ってもらえれば幸いです。
チョーケシ兄やん賞
【応募は終了しました】チョーケシにしたいこと大賞2023
昔から日本人は不条理な出来事を「妖怪のせい」にして日々を平穏に暮らしました。「チョーケシにしたいこと大賞」は、この一年のチョーケシにしたい出来事を広く募集し、帳消しにすることで清々しく新年を迎えてもらう投稿キャンペーンです。妖怪美術館には、帳消しにしたい出来事を絵馬に書くと吸い取ってくれるという妖怪アート作品「チョーケシタワー」があります。このチョーケシタワーにちなんで、一年を清算する年忘れのキャンペーンです。チョーケシタワーについて詳しくはコチラ↓
今年の帳消しにしたいエピソードを募集します!
今年の「帳消し」にしたい出来事や失敗談を広く一般募集します。大賞は迷路のまちの100年続くお祭り「大師市」で発表し、副賞として館長・柳生忠平の妖怪色紙や小豆島の特産品が当たります!今年の失敗をチョーケシにして景品をゲットしましょう!
笑う門には福来る!嫌な思い出も、みんなで笑ってチョーケシにして、明るい気持ちで新しい年を迎えたいものですね。ご応募いただいたエピソードは、妖怪美術館のSNSなどで紹介するほか、当館スタッフがチョーケシ祈願させていただきます!
たとえば、妖怪美術館のチョーケシ絵馬には、こんなエピソードが掛けられていますよ↓
ご応募方法
100年以上続く「大師市」会場で大賞を発表
弘法大師(空海)の月命日にちなんで毎年4月21日と12月21日に開催される「大師市」は小豆島・土庄本町で100年以上続く地域の大切なお祭りです。今回、応募されたチョーケシにしたいことエピソードは、大賞に選ばれると妖怪画家(妖怪美術館館長)柳生忠平が妖怪画にして発表します。
投稿フォーム
2023年におきたチョーケシにしたい出来事をご投稿ください!
7名様に豪華プレゼント!!
大賞[1名様]:館長・柳生忠平「妖怪色紙」&小豆島の特産品
チョーケシ兄やん賞[3名様]:妖怪美術館1stアルバム「チョーケシのうた」
さらに抽選で[3名様]:小豆島の特産品
チョーケシが起こした奇跡の実話!
小豆島の宿泊施設「国民宿舎小豆島」の方が買ったばかりでのドローンを飛ばしていたところ、そのドローンは山中に墜落して行方不明に。それを嘆いて妖怪美術館のチョーケシに「買ったばかりのドローンがドロン」と書いた絵馬を奉納しTwitterに投稿したところ、なんと30分後にツイートをみた観光客が岩山に落ちたドローンを発見してくれました。”ドロンしたドローンが帳消しになった”という、奇跡がおきたのです。このエピソードはのちに「チョーケシのうた」の歌詞にもなりました。ドローン紛失から発見までTwitterで繰り広げられた奇跡と感動のまとめ↓
チョーケシのうた
チョーケシ絵馬に書かれていたエピソードをもとに作詞したのが「チョーケシのうた」です↓