見出し画像

「迷路のまちの妖怪きもだめし」コラボメニューができました!

夏といえば「きもだめし」夜10時まで開館している妖怪美術館は、きもだめしを楽しむのにぴったり!というわけで、夜の美術館や迷路のまちを楽しむ様々な企画をご用意しています。

この企画を、盛り上げようと、迷路のまちの飲食店「たこやきnoばぁ- めいず」さんが、コラボメニューを作ってくださいました!その名も「カボソの月見 冷やそうめん」。妖怪カボソ二葉食堂をイメージした麺を作っていただきました。

迷路のまちの二葉食堂

迷路のまちでかつて営業していた「二葉食堂」は、現在は妖怪美術館の5号館となっており、この夏、妖怪美術館のきもだめしナイトツアーの会場となる場所です。そこで、二葉食堂をイメージしたコラボメニューを作れないかと、「めいず」さんにお願いしたところ快く引き受けてくださいました。実際に二葉食堂で出されていたメニューではなく、今回のナイトツアーをイメージしたスペシャルメニューです。

カボソの月見 冷やそうめん 650円 
2023年7月14日(金)〜8月27日(日)バータイムのみ提供。(写真はイメージです)

小豆島の妖怪カボソ

「カボソ」とは、カワウソの妖怪で小豆島に数多く伝承が残っています。狸のように化けたり、人の声真似をすると言われています。妖怪美術館のある迷路のまちこと「土庄本町」にもカボソの話が残っています。

「本町と大木戸を繋ぐ道は、昔は海と崖に囲まれたごっつい坂道じゃった。おまけにこの辺はよくカブソが出て人を化かすと言うんでみんなにきょうがられ(恐ろしがられ)ていた。(中略)カボソが立ち去った跡には必ず海の藻が数本残っていた。」

(カボソとぼた餅「小豆郡の民族聞き取り集」土庄編1  土庄・淵崎地区ー土庄本町地区ー)

そう、このまちにもカボソが出たんです。そのお話は、夜道を歩くときに、カボソに化かされると困るので好物のぼた餅を置いて、気を引いて通っていたけれど、ある日ぼた餅を持ってくるのを忘れてしまい、カボソがぼた餅をねだり、持ってくると約束すると、重い荷物を運んでくれたという、可愛らしくてほっこりするお話。そして、お話の最後には「カボソが立ち去った跡には必ず海の藻が数本残っていた」と締め括られます。このお話をモチーフに、コラボメニューには、カボソをイメージした海藻がトッピングされています。

妖怪の伝承や、このまちの歴史を感じながら、時空を超えた旅をできるような素敵なコラボメニューとなりました。夜の妖怪美術館や、ナイトツアーと合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。



Twitterでは妖怪のことから、関係ないことまで仲良くおしゃべりしましょう!